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クラシックギターの楽しみ方にスピーカーは?

サークルの演奏会を前にするといつも思い出すことがある。

観客へのアンケートを回収すると「音が小さかった」「マイク使用は」との小さな意見がある。

クラシックギターの音色はデリケートでスピーカーを通すと演奏者の表現を正しく伝えられないとの懸念もあり、マイク使用はずっと控えている。

クラシックギターの愛好家は一定数居て底堅いと思うが、なかなか増えない。まして音楽の楽しみ方が多様になり生音優先となると減る一方に思える。

そんなある時、愛読していた専門誌「現代ギター」(2019年5月号_アンサンブルの広場)に我が意を得たコラムが載っていた。

 

ホットトーク   文:小関佳宏

「ギターの魅力が伝わる音量」

皆さま、こんにちは。先日私は<アランフエス協奏曲)を職きに行きました。会場は1,000人を超える広さの場所だったのですが、やはりギターの音量が気になりました。マイクとアンプを使い音量を増幅しているのですが、それでもギターの音量に物足りなさを感じてしまいました。皆さまはいかがでしょうか?

もの足りなさを感じてしまう原因の一つに、CD で聴いている音量バランスもあると思います。CDで聴くギター協奏曲はギターがちゃんと聴こえるように調整されている訳ですから、ギターが迫力いっぱいに感じられます。しかしそれと生で行なうとそうではなくなってします。これは問題です。クラシックギターを弾く人は“生音が好き”これは僕も同じです。

生音でいかに良い音を遠くまで響かせるか、そのことに心を砕いている訳ですから大事なポイントです。でも、私はそれには限度がある、と思うのです。

協奏曲に限らず、広い場所、野外や大勢の観客の前での演奏だった場合など、ちゃんと観客全員に満足のいく音量を届けることに配慮することは、ギターを弾く人の精神論よりも優先すべきことだと思います。会場に応じた質の良いマイクやアンプなどを用意すること、その機材を用途に応じて使い分けられるノウハウもまた重要なことだと思います。ギターのことに詳しくない多くの一般の人にギターの魅力がしっかり伝わるようにする努力は練習だけではない、と感じる今日この頃でした。